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開発者、販売者の緒方です。

このホームページツールは日暮里にある擇木道場(たくぼくどうじょう)という坐禅の道場で生まれました。なぜ私が坐禅をしようと思ったのかは会社の人間関係に悩んでいたというのと、自分の心の弱さがなんとかならないか?ということからでした。当時、単身赴任して数年が経っており、仕事もミスばかり、家族から離れて一人きりで働くという孤独の辛さに押しつぶされそうになっていました。

人間禅という道場での坐禅の素晴らしさは、特に仏教の知識や信仰が必要ないことでした。これがお寺だったら当然、仏教ですし、信仰もあるわけですが、人間禅の場合、宗教性や信仰を否定や強要することなく、会員にはキリスト教やイスラム教の方までいるところで現代人向けだと思いました。

ある日、まだ会員になる前だったのですが、道場で開かれた会議に出ていました。会議があると聞いて、まだ会員ではなかったので「居てもいいのですか?」って先輩に聞いたら、「いいんじゃない? 別に秘密にするような話もないし」と、そのオープンというか、大らかさというか、適当()と言うか、好ましく思ったものです。

でも、この会議に出たことが、その後の私を決定づけました。龍泉さん(本名ではありません)という先輩がホームページの担当で「更新が滞っておりまして・・・」という報告があり、当時の老師が「それなら緒方が専門だから手伝ってもらったら?」と。いきなり出席されている全員から注目を浴び、拍手されてしまったのです。これにはびっくりしました。まだ会員でもなんでもないのに???

この後、龍泉さんからホームページが手作りの状態であることを聞き、手作りなのに50ページ以上も記事があり、ちょっとヘッダーを修正すると、全ページを同じようにエディタで修正しなければならず、あまりの大変さに、ずっと以前にお世話になったXoops(ずーぷす)というソフトを使おうと思いました。

でもXoopsは開発が海外バージョンと日本独自バージョンの2つに分裂しており、海外に言ってもセキュリティが低いのがなおらず、それならと日本独自バージョンを作ったとのことでした。また同じ頃に海外のXoops開発者が分離して開発が始まったImpressCMS(いんぷれすしーえむえす)という互換のソフトもあり、両方を試してみたところ、単純にImpressCMSの方が実行速度が速く、画面も後発ですからわかりやすいというのがあり、こちらを採用することにしました。Xoopsのモジュールがそのまま使える互換性もあるのでXoopsの知識やスキルがそのまま適用できます。

こうして擇木道場のホームページをImpressCMSに載せたわけですが、更新については誰でもできるようなものではないということに気づきました。

当時の会員の方は、まだスマホを誰も持っておらず、ガラケーが中心で、ネットのシステムにユーザIDとパスワードを入力してログインすることができなかったのです。

そこで、ログインを不要にして、タイトルと内容を書いてボタンを押せば、自動でログインしてブログに書き込むソフトをExcelのマクロで作りました。

ちょうどその時、本業のシステムエンジニアの仕事も、ある証券会社のOffice2003で作られた大量のマクロをOffice2010に移行する仕事をしており、マクロについて各バージョンの違いまで詳しくなっていたと言うこともあります。

その時、作ったツールの第1バージョンはこんな感じです。




今のホームページツールのカラフルさはなく、武骨な、まるで会社で使う業務ソフトのような感じですね。








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