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ブログ - インストーラを改良しました

インストーラを改良しました

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
2020/2/17 1:25
緒方です。

この週末はあるコンサルタントの先生のセミナーを聞きに行っていました。

きっと高いんだろうなぁと思いながらセミナーを聞いていて、でも確かにコンサルを受けると売上は倍増どころか、10倍とか行ってしまうだろうと、うなづけるものでした。

最後に提示された金額は会社勤めのサラリーマンをしている私には副業レベルで出せない金額でした・・・。毎月の分割払いも提示されましたが、それは毎月の売り上げがそれを上回らないとサラリーマン生活が破綻します。

早々に会場を後にしましたが、先生の前に列を作る方の多いこと、この方達はみなその金額を出して成功へのカギをつかむのでしょう。そういう世界があるということを目の当たりにしました。後から金額を言うのは布団の販売方式だなぁと思ったのは内緒です()

でもコンサルタントとしての先生の実績を見るに、激安価格と言っていいでしょう。会社やお店の経営者なら経費で落とせる金額ですし、サラリーマンでも、車を買うと思えば出せる金額なので、もし私に家庭が無く、独身なら貯金から出していたと思います。

でも先生のコンサルを受けられるくらいの売上を上げればいいわけで、その具体的な数字が見えたのが今回のセミナーの大きなポイントでした。先生曰く、コンサルを受ければ毎月のこのレベルの売上はすぐクリアするので問題ないですとのこと。先生も独立された時にその金額を出してコンサルを受けたという話は聞いていて、その飛び込む勇気が最強のスキルだとも言われています。でも金額を聞いて躊躇した今回の件、数年後には後悔するかもしれません()

さてセミナーから帰ってきて、具体的な目標はともかく目の前の課題をクリアしなければなりません。今までの「お客様のホームページを作成」のところでは、サイトをインストールすると、インストールはできるのですが、なんとお客様にメールが来ない()

普通はインストールできました、ログイン情報はこれで、アドレスはこれですとメールが来るものでしょうと・・・今まで気づいていませんでした()

これだからエンジニアは・・・とか言われそうですが、ホームページツール瑠璃のクリアすべき課題が多すぎて、そちらを一通りクリアするまでは他に目が向かなかったのが実情です。

そこでインストーラを改良するべく作業していたのですが、中身のロジックを作ったのは2017年頃、細かいところまでは覚えていなくてソースコードを読み解くのに時間がかかりました。

最後にメールすればいいだけと簡単に考えていたら、そうでもなくて、このインストーラはサーバが複数台に増えても対応可能なように設計されています。メインサーバとインストールサーバの2台のサーバ間で双方向に通信しており、処理を早く見せるためにわざと同期していません。

そのため、メインサーバ側のお客様の画面は「インストール完了」ってなっても、実はまだインストールサーバ側ではインストールが続いています。今は数秒で終わるのですが、サーバの負荷が上がると数分かかる場面があるかもしれません。

そこでメインサーバ側ではインストールが終わってないのに、メールを出すわけにはいかないし、インストールサーバ側でインストール終了後、メインサーバ側を呼び出してURLやインストールログを書き込む処理があるので、そこでメールを出せばいいことがわかりました。

ところがインストールサーバ側からメインサーバ側を呼び出すのは別セッションになるので、今度はお客様がログインしているユーザ名などの情報がわからない・・・困った・・・ってしばらく考えましたが、「〇〇さん こんにちは」ってメールに書くのを諦めて、「こんにちは」だけにしました。

とほほ・・な感じがしますが、完全に同期して処理するとインストーラが数分かかるとタイムアウトエラーになりそうだし、名前を取得するだけの処理にわざわざ、今ログインしているメールアドレスの同じ人を探す処理を入れるのもなんだかなぁってことでやめました。

メールアドレスはインストールサーバ側にパラメータで渡るのでこれでメールを出すことができました。同じように名前も渡せば・・・とも思いましたが日本語をサーバ間で受け渡すとなると、エンコード、デコードの処理を入れないと文字化けするし、途中でインストール側PHP→シェル→インストール側PHP→メインサーバ側PHPと複数の環境をまたがって、日本語を渡していくのも危なそうな感じで、やるならいろんな漢字を使って相当のテストを繰り返さないといけません。

技術的に面倒な割には、それで得られる効果が「〇〇さん」ってメールしたいだけなら、やめましょう、コスパ悪すぎということで、要はインストールが終わったよとメールが届けばいいだけです。

さて、この土日の半分はセミナーだったので、実質は1日分の作業でしたが、インストーラから無事にお客様にメールが飛ぶようになりました。

ホームページツールの開発の実際はこんな感じです。

本業のシステムエンジニアの仕事なら、ちゃんと事前に全部、紙の上で設計してお客様とネゴ取ってから開発に入りますが、その方法だと大量の紙が生産されるだけで、いつまで経っても設計が終わらない、肝心のモノができないのです。でも数十名で開発にあたるようなプロジェクトではこうしないと、もし後でやり直しとなったらコストがかかってとんでもない金額になります。

そこでホームページツールではスパイラル開発を採用しています・・・と言うと聞こえがいいですが()、別名、手戻り開発とか、やりなおし開発とか悪口を言われますが、最初にプロトタイプを作って、バージョンアップを繰り返して中身を作りこみ、完成形に近づけていく方法です。

ホームページツールも最初はドキュメントなんて作らず、頭の中のイメージから開発を始めて、先にモノを作ってしまい、どんどんバージョンアップしました。それで「お客様の声」では、WindowsUpdate並みの頻度でバージョンアップされていくとか書かれましたが()

小さな改良を繰り替えしてきたのがこのツールです。大きくはバージョン1ではブログやニュースを書くだけのツールだったのが、バージョン2ではお客様対応の面や集客を重視した機能を増やし、バージョン3では一般販売を見越して見栄えを良くして、内部処理をサーバ側にも移して高速化したりしています。

またこのあたりの開発物語はおいおい書いていきたいと思います。

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